【へんな会社ではなく、これがあるべき姿】「へんな会社」のつくり方(著者:近藤淳也)


「へんな会社」のつくり方


著者は、株式会社はてな社長の近藤さん。
私自身が、「はてなダイアリー」を使い始めたこともあり、はてなという会社に興味を持ちました。
フりーブログは色々試してきましたが、はてなは使っていて面白い。
いちいち面白いサービスが存在し、ユーザーの心をくすぐります(笑)
はてな」の裏側(経営)を知りたいと思い、本書にたどり着いた次第です!

【感想】
まだ読んでいる途中ですが、期待以上に面白い会社です「はてな
・会議は立ったまま行う
→ダレて長引かないように。
・2人1組になってプログラムを開発する
→一見効率が悪く見えますが、1人が横で見ていることにより、仕事の生産性があがる。詳細な本書にて。
・社員同士でボーナスを計算
→どんだけオープンな・・・。詳細は本書にて。
・50%の完成度でサービスをリリース
→インターネットが普及したからこそ、ユーザーの声を取り入れながら、サービスを100%まで引き上げていく。
・偉くない管理者
→開発工程を管理するのは上司の仕事という常識に捉われず、新人に進捗工程を図らせることもあるそうです。

 「いろんなことをオープンにしよう」という近藤さんの思いが、すべての取組みの中に反映されています。
 社員同士の関係をオープンに、会社とユーザーとの間もオープンに、言いたいことがもっと言えるように・・・。
 
 このような考えになるのは、近藤さんが昔から「権力」と「情報隠蔽」に敏感だったからとのこと。
 とある事柄に対して、でたらめさを感じ、声を上げたところで改善されることがない時、近藤さんは「権力」や「情報隠蔽」が関係していそうだなと思っていたようです。
 やっぱり視点が違いますね。私なら、でたらめさ感じても、世の中そういうもんや!と思って終わり(汗)

 近藤さんはこのような考えがあるからこそ、オープンな世界であるインターネットの世界に入られたんでしょうね。
 本書でも、インターネットのおかげで、ここ10年コミュニケーション手段だけが進化したなといわれていました。コミュニケーションが進化したらこそ、ユーザーの声を積極的に取り入れるユーザー参加型の経営。素晴らしいです。
 インターネットの時代だからこそ、オープンな経営をすべき。全うなことですが、なかなか出来ないです。
 特に大企業はこういう点が弱いです。オープンにする勇気と決裁等の手間を惜しむ行動力がない。

 50%の完成で、サービスインしてしまい、残りはユーザーの声を取り上げながら作り上げる。
 こちらなんて、絶対に大企業はしない。体裁を気にしますからね。

 このスピード感と、オープンなワークスタイルに大きな刺激を受けました。
 はてなダイアリー、もっと使いこなすぞ!はてながより好きになりました。


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