【頭一つ抜けよう】2%のエース思考〜あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?(著者:小杉俊哉)

<はじめに>
起業家のように企業で働く」が出版された頃から気になっていた著者の小杉さん。


なかなか読む機会がなかったのですが、今回ブラッとビジネス書の新書コーナーに立ち寄った際に、衝動買いしてしまいました。
その日、会社のことでイライラしていた私ですが、手に取った本書の目次を見て、即買おうと
思いました。

私の目に最初に飛び込んできた目次は、
〝たとえば、イチローが、長谷部誠が「文句を言う」のを聞いたことがあるか"・・・でした。
イライラしていた私は、この目次を見ただけで、「確かにそうだな」という思いになり、ストレスはスーッと消えていました。
一流を目指すには、つまらないことに怒ってても仕方がない!と、目次だけで決意を新たにした、影響されやすさピカイチのtakahiroomです。





<本書で心に残ったところ>

転職しようかどうか、などと考えている暇があったら、その時間やエネルギーを使っていくらでもやれることはあるはずだ。
今の会社で、貢献できないようであれば、別の会社に移っても大した貢献はできないものだ。
肚を括って、好きなように動いて、新規事業を立ち上げたり、会社の改革をしたりしたら、その実績を引っさげて、次の会社に移っていけば、相当の条件で迎え入れられるはずだ。
「辞めるのを止めて」会社に残り、いろいろと仕掛けた人間はその後どうなるかというと、実際には会社を辞めないでそのまま働き続けていることが圧倒的に多い。なぜなら、自分の思うようなことができているので、転職する理由がなくなってしまうからだ。


前作のタイトル「起業家のように企業で働く」からも推測できるように、小杉さんは起業家、サラリーマンという職業に関わらず、自立意識のある人間になれということをおっしゃられています。働き方について意識を変えよということです。

サラリーマンでも自立意識が高く、結果を残すことによって、組織という枠組みの中でも、自分の思うように組織を動かし、自分のやりたいことを成し遂げている一流は、本書でいう約2%に該当するエース思考の方となります。

引用させていただいた箇所を読み、私自身すごく反省しました。
つい隣の芝生は青く見えるではないですが、今の仕事で誇れるような結果を残していないにも関わらず、他の会社の求人を検索してみたり、転職してみようかなと考えたりすることがよくあります。
もっと面白い仕事があるんじゃないか、他社ならもっと大きい仕事ができるんじゃないかという心理状態で探しているんですね。

ただ、今の仕事でも、もっと頑張れば、もっと面白くなる可能性があり、もっと大きい仕事ができる可能性があります。ただ単に、今自分自身がやりきっていないだけだということに改めて気づきました。
今のチカラで転職なんかすれば、ズタボロになっています。

転職先を探す時間やエネルギーは、小杉さんがおっしゃられているようにもったいない時間ですね。
今の仕事で、自分は何をしてきたか?と自問自答したときに、何もなかったのが、今の自分でした・・・。(反省)

転職とかって、自分で探してたらダメですよね。今の仕事で結果を残していけば、自然と周り(自社および他社)から求められるはずです。
四の五の言わず、今の仕事に集中し、もっとスピード・行動力を上げて爆進していかねばと決意した次第です。

自分を戒める意味で、最後に引用させていただきたいのがこちら

自分の優秀さにあぐらをかいてしまうと、その後は成長しない。従ってその集団の中かの2%である超一流になることは到底できない。
出発点は低くても学習し続けることができれば、いつまでも成長できる。一流になることも、一流であり続けることもできる。


継続はチカラだ!



2%のエース思考 - あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか? -