【根強い人気がある手法】図解 超高速勉強法(著者:椋木 修三)


図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!



【読んでみた感想】
 この手の本は、なかなかアウトプットしにくいイメージを私自身持っておりましたが、この本は誰でも実践できる内容で、かつきちんと成果が出そうだなと感じました。
 文章もわかりやすい構成になっており、あっという間に読んでしまいました。
 シンプルに、コツコツと、「凡事徹底」で勉強をしていくべき。そのためには、きちんとした勉強法を身につけましょう。きちんとした勉強法というのは、時間を有効活用し、限られた時間で多くのことを頭に入れる。頭に入ってきたものを、きちんと記憶させる。時間には制限があり、制限内でやり切るためには、スピードが必要。スピードを上げるためには、全体の把握が必要。
 大体このことが総論かと思います。著者は、全体を把握するためには、絶対に目次を暗記する必要があると言っております。私自身大切なことだと思ったのは、全体把握するのに、いちいち小さい疑問点が残ることに対して不安にならない。これがポイントだと思いました。過去の経験からいうと、私は不安になるタイプ。不安になると調べるので、前に進まないのが通例でした(汗)反省した次第です。例えばテキストを活用する勉強であれば、わからない部分があってもザッと読んでしまうということです。問題集であれば、わからない部分があっても、ザッと全て解いてしまうということです。

 さあ、この勉強法で勉強してみよう!
 
【ピックアップ】
●勉強時間には、「記憶する時間」と、「思い出す時間」の二つが必ず含まれていなければならない。
「勉強時間=記憶時間+想起時間」

●一般に、勉強は苦痛をともなうものです。知識や情報を吸収しにくいのは当然です。

●最小の努力で最大の効果を出すには、五回の反復が必要です。わからない箇所を残してもいいから、解答を見ながら最後までやり通すというポイントさえ守れば、効果は上がります。

●わからないから勉強をするわけで、勉強は、わからなくて当たり前です。

●速読力を高める方法
�文字を見たら「速く読もう」と心がけること
�文章を味わうことをあきらめ、必要な情報のみの収集に徹し、要点をつかむこと
�サラサラ読みでよいと思うこと

●イメージ化したほうが効率よく頭の中に入り、スピード勉強法になる。

●三時間で一冊読むよりは、「サラサラ読み」で結構ですから、同じ時間で三回読んだほうが記憶も内容把握もうんと上がるということです。

●英会話を聞きながら数学の問題を解くとか、ラジオの経済学講座を聞きながら仕事の資料を読むとかしてみましょう。英会話やラジオ講座という「雑音」を聞くことで雑念を相殺させるのです。大切なことは「雑音」を記憶しようとしないこと。

●「長い時間」よりも「多くの時間」を見つけよう。

●勉強時間を確保する上では、「日々いろいろなことがあるけれど、最低これだけはやっておこう」ということを決めることです。

●くり返しはいいが時間延長はいけない。

●「指さし速読」 一行を、トン、トン、トンと三等分して読んでいきます。ペンをサーッと流すように動かしていけない。

●�問題�解答�理由�例外 でマーカーの色を変える。

●�例外は受験のヘソである。

●勉強したら眠るのがベスト

●将来に不安を感じる人は、とかく、「今」がおろそかになっています。「今」を考える力をつけ、「今を生き切る」生きかたをするのがよいのです。

●�問題を解く→�テキストの理解→�試験

●記憶のコツ �反復する�関連づける�整理する�思い出すクセをつける

●「文章の言葉じりをつかまえて質問をしてくる学生は伸びない」と言っていました。文脈をとらえることなく、重箱の隅をつつくようでは、学問は進まないと嘆いていたのです。重要なのは「全体を把握」することです。

●わからなければ、それを飛ばしてでも最後まで読み通したほうが、よっぽど価値があります。