【志しを持て】ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由(著者:岩田松雄)


ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由




【本書を手にしたきっかけ】
取引先の展示会へ参加した際に、著者の特別講演があり参加しました。
企業として、カフェとして私はスターバックスが大好きなこともあり、元CEOということで非常に興味を持って拝聴しました。
内容はテクニカルな話ではなく、本書の題名(働く理由・・・)からもわかるように、原理原則の重要性を説かれていました。わかっていても、なかなか意識して実際の行動にまでたどり着かない“原理原則”。
ビジネスマンとしての経験を通じて、著者が本当に重要だなと思ったのが、やはり“原理原則”だということ。場数を踏んできた著者の言葉に重みがありました。
今回講演が印象的でしたので、より詳しく知りたいという衝動から、Amazonアタックではなく本屋へダッシュ。購入した次第です。


原理原則といえば、こちらをの歴史的名著を想い出しました・・・。






【あらすじ】
ノマドなど「どうやって働くか」という働き方やスタイルを重視する人が増えていることに警笛を鳴らす著者。自らの働き方ばかりにスポットを当てている限り、人々を感動させることはできない。人々に感動されない=企業の存在価値がないのだと。
ビジネスノウハウの本があふれている中、「何のために働くのか」、という大きなテーマのもと、スターバックスとザ・ボディショップでの感動経験やそこから学んだこと、ミッションの意味や構築方法など、働く意味について著者が綴っています。


【読後感】
ふと自分の働き方について考えました。ミッション・・・、ない(涙)
最近は特に、目の前の仕事を処理することに追われています。

ノマドブームの昨今。著者の意見に納得です。
ノマドワーキングは、あくまでも働き方、働くスタイル、形態であって、それ自体が、なぜ働くのか、自分のミッションとは何かとは、本質的に結びつくわけではありません。そこを誤解している方が、あまりにも多いのです」


小手先よりも、本質の部分に目を向けろと。
「自分で考え、自分で見つけ出したミッションの構築に比べれば、働き方や肩書き、お金があるかないか、見た目の経歴が一流かどうかなどの問題はじつにどうでもいいことです。経験を重ね、新しい発見をもとに、ミッションをバーションアップしていけばいい。一流かどうかは、ミッションを持ち、その実現に真摯に取り組んでいるかどうかで決まります。」

岩田さんが言われているミッション。僕の捉え方ですが、“軸”という意味かなと考えます。
「磨かなければならないのは、社内での経歴ではなくて、どこに出ても役立つスキルなのです。同じ会社で働き続けるということは、その事実に気づかないリスクでもあります。だから私は、会社のミッションと同時に、自分自身のミッション、言い換えればどの会社で働こうと変わらないミッションを持とうと強く考えるのです。」



企業としてのミッションを構築する。当然のことのようで、実際にしている企業は少ないのが現実です。
そう考えると、この大切さを10年以上前から実践していた藤田さんは、やはり経営者の才能ありとうことでしょうか。
渋谷ではたらく社長の告白



ミッションがあれば、社員が同じ方向を見て仕事を進めやすい、社員募集をした際に、同じ志しを持った人が集まりやすいなど、ミッションの重要性は皆さんもご存知のことと思います。
経営の専門家である著者ですので、会社のミッションについて重要性を語るのは当然かと思うのですが、本書では自分自身のミッションの構築へ具体的に落とし込んでいるのが肝となります。

ミッションなんて、今持ってないよ!という人も安心。
「今の時点でミッションがないことを恥じる必要はどこにもありません。自分のミッション、つまり今生かされている理由を考え続けることこそが大切です。」
ミッションについて考え続けること。考え続ける努力をすることが大切。
なるほど。毎年同じことを繰り返さないよう、ミッションについて考え抜いてみます。



岩田さん、リーダーの方必見の本を書かれています。参考までに。


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