【中小企業診断士受験の方は必読!】中小企業診断士落ちる人が受かる人に変わる50の法則(著者:岩田幸大)

中小企業診断士 落ちる人が受かる人に変わる50の法則

中小企業診断士 落ちる人が受かる人に変わる50の法則
これをやれば合格!ではなく、これをやれば落ちる!という内容。それも言い切っている。
捨てる勇気がやはり大切ですね。方向性を迷っている私の腹にストンと落ちました。



【つぶやき】
今月の9,10日が中小企業診断士の試験でしたね。
受験された方はいかがでしたでしょうか?
私は特に取り柄がないため、仕事で活用できる中小企業診断士の資格を、取得したいと以前から思っていました。
毎年、今年こそは!と意気込むのですが、本屋でテキストに目を通した時点で、内容がわからん・・・、受験科目多すぎ・・・、即断念・・・というサイクルを続けておりました。
ただ、今年は一念発起。本格的に受験するつもりで、T○Cさんのテキストを全て購入。内容がチンプンカンプンでも、徹底的に勉強すればわかるようになる。俺はやるんだ、やりきるんだ!と決意。
スクールに通うのは費用がかかりますので、独学で。
でもテキスト代が高い!全部揃えてたら数万円はくだない・・・。けど、今回の俺は違う!
と、絶対やり通す強い意志で臨んだのですが、2ヶ月ほどで、日常の仕事に追われ、断念しちゃいました。意思が弱い!
断念した理由は、資格の勉強する時間があったら、目の前の仕事に没頭して、実践をつんで成果を残していく方が将来的にもいいだろうと思ったからです。良いこと言ってますが、言い訳っす。受験申込書を、事務局までもらいにいったんですがね。。。
受験料はお金かかるし、今の意志の弱さでは受験日まで継続しないと思ったので、受験申込を断念した次第です。
来年、どうするのか再度思案中。最近はTOEICにしようかなと、ブレまくってます。
今回、ご紹介する本は、資格とるぞ!と燃えていたときに、勉強の進め方、取り組む姿勢をどうすればいいか指南している本はないかなと思い、Amazonで探していたところ、こちらの本がヒットしました。
内容はシンプルでわかりやすく、かなり良いです。わかりやすい。○○をしたら合格しますという本ではなく、△△をしたら落ちるという内容が50の法則として記載されております。捨てる勇気って、何をするにせよ重要なことですが、なかなか踏ん切りがつかないものです。ただ、こちらの本のように、言い切ってもらうと、進むべき道が見えて、やるべきことに専念できますよね。
捨てることは難しいですが、シンプルイズベストな方法だと思います。
世の中、色んな勉強法がありますので、自分のやり方正しいかな?と悩んでしまいます。勉強している間は、こちらの本の内容を信じて、捨てまくっていました!結局、勉強自体断念しているので、意味ねー!


【ピックアップ】
・教科書を読むことから始めると、落ちます。
・試験に通るには、過去問から始めることです。
・初めてか過去問にチャレンジする際は、年度別ではなく、出題領域別で解きます。
中小企業診断士に通るためには、他の資格の勉強はしないことです。
・1次試験、2次試験ともに、5年分の過去問で勉強するだけでは、落ちます。
・差がつくのは、5〜10年前の過去問を解いているかどうかです。
・過去問以外には、手を出さない。
・教科書と過去問の両方に載っている内容が、最優先に勉強すべき範囲です。
・点数は、過去問を繰り返すことによって、確実に上がります。7回繰り返せば、合格ラインを超えます。しかし、すべての問題を反復学習しようとすると、落ちます。
・試験を通るには、間違えた問題だけを繰り返すことです。


もし、もし来年受けるであれば、再度こちらの本を読み込んでから勉強開始します!!!

【戦える市場で勝負せよ】従業員7人の「つばめや」が成功した、たった1年で5000万円売上げを伸ばす仕組み(著者:高木芳紀)


従業員7人の「つばめや」が成功した たった1年で5000万円売上げを伸ばす仕組み

1時間くらいで読めましたが、内容は濃いです。ネットショップの責任者、ブロガーの方には必見ですっ。

【感想】
文房具のネットショップ、「つばめや」を運営している著者ですが、以前は商社の営業ということで、経歴は異色。

内容は、オーソドックスなマーケティング戦略。競合しない市場で闘おうということですが、新たな商品開発にトライするというより、仕組み、いわゆるシステムで勝とうという話。積み重ねた経験からのお言葉ですので、かなり実践的です。
つばめやさんの事例でいうと、とある商品について、競合がすでに安い価格で販売していた。そしてじっくり各競合を調べていると、ぽっかり空いた市場があった。それは当商品の即日配送。定価でも、即日欲しいとうニーズがあり、成功に終わったそうです。
まさに、商品ではなく仕組みでの差別化です。
システムといえば、山口揚平さんの本書がオススメ。

あとは、SEO対策だったり、ホームページのデザインだったり、お金をかけれない中小企業の方向けの手法が盛り沢山。
ちょっと古い本ですので、Twitterを活用した販促も、後半お勧めされております。

著者も、本書代以上のコストパフォーマンスが得られます!と、まえがきで宣言されています。内容的にも、確かに、きっちりすれば売上は着実に上がるだろうと思いました。

時代の流れが早いため、古い手法は参考ていどに。戦略の立て方など、戦う市場を探す過程などはしっかり学んでもらえれば良いと思います。

商材も飽和状態。商材の新しい切り口での用途提案など、戦い方がこれからのテーマですね。


従業員7人の「つばめや」が成功した たった1年で5000万円売上げを伸ばす仕組み

従業員7人の「つばめや」が成功した たった1年で5000万円売上げを伸ばす仕組み

【へんな会社ではなく、これがあるべき姿】「へんな会社」のつくり方(著者:近藤淳也)


「へんな会社」のつくり方


著者は、株式会社はてな社長の近藤さん。
私自身が、「はてなダイアリー」を使い始めたこともあり、はてなという会社に興味を持ちました。
フりーブログは色々試してきましたが、はてなは使っていて面白い。
いちいち面白いサービスが存在し、ユーザーの心をくすぐります(笑)
はてな」の裏側(経営)を知りたいと思い、本書にたどり着いた次第です!

【感想】
まだ読んでいる途中ですが、期待以上に面白い会社です「はてな
・会議は立ったまま行う
→ダレて長引かないように。
・2人1組になってプログラムを開発する
→一見効率が悪く見えますが、1人が横で見ていることにより、仕事の生産性があがる。詳細な本書にて。
・社員同士でボーナスを計算
→どんだけオープンな・・・。詳細は本書にて。
・50%の完成度でサービスをリリース
→インターネットが普及したからこそ、ユーザーの声を取り入れながら、サービスを100%まで引き上げていく。
・偉くない管理者
→開発工程を管理するのは上司の仕事という常識に捉われず、新人に進捗工程を図らせることもあるそうです。

 「いろんなことをオープンにしよう」という近藤さんの思いが、すべての取組みの中に反映されています。
 社員同士の関係をオープンに、会社とユーザーとの間もオープンに、言いたいことがもっと言えるように・・・。
 
 このような考えになるのは、近藤さんが昔から「権力」と「情報隠蔽」に敏感だったからとのこと。
 とある事柄に対して、でたらめさを感じ、声を上げたところで改善されることがない時、近藤さんは「権力」や「情報隠蔽」が関係していそうだなと思っていたようです。
 やっぱり視点が違いますね。私なら、でたらめさ感じても、世の中そういうもんや!と思って終わり(汗)

 近藤さんはこのような考えがあるからこそ、オープンな世界であるインターネットの世界に入られたんでしょうね。
 本書でも、インターネットのおかげで、ここ10年コミュニケーション手段だけが進化したなといわれていました。コミュニケーションが進化したらこそ、ユーザーの声を積極的に取り入れるユーザー参加型の経営。素晴らしいです。
 インターネットの時代だからこそ、オープンな経営をすべき。全うなことですが、なかなか出来ないです。
 特に大企業はこういう点が弱いです。オープンにする勇気と決裁等の手間を惜しむ行動力がない。

 50%の完成で、サービスインしてしまい、残りはユーザーの声を取り上げながら作り上げる。
 こちらなんて、絶対に大企業はしない。体裁を気にしますからね。

 このスピード感と、オープンなワークスタイルに大きな刺激を受けました。
 はてなダイアリー、もっと使いこなすぞ!はてながより好きになりました。


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【多くの方に読んでもらいたい一冊】僕の死に方 エンディングダイアリー500日 (著者:金子哲雄)


僕の死に方 エンディングダイアリー500日



以前に読んでまとめていなかったので。
この本に出会うまで、私は金子さんに悪い印象を抱いていました。 電気屋での値引き交渉テクニックなど、男なのに主婦みたいに、細かいこと言う人だなあと思っていました。
しかし本書を読み、金子さんに対する見方がガラッと変わりました。
Amazonレビューは、大変高い評価ですが、きっと多くの方が、私と同じ気持ちになったのではないでしょうか。
テレビでの露出が増え、認知度もあがり、波に乗ってきた矢先に「肺カルチノイド」の宣告を受けた金子さん。
当初は、現実を受け入れられずにいたようですが、死という見えない恐怖に立ち向かい、生きていく様は、本書を通じて、大変感銘を受けました。
ニュースにもなりましたが、驚いたのは死後の段取りまで、自分でプロデュースしていたとのこと。エンディングノートが最近流行っていますが、金子さんの影響は大きかったと思います。
すべてを前向きに捉え、死というものをゴールではなく、一つの通過点と捉えられていました。金子さんのこの死生観は、私には衝撃でした。亡くなる寸前まで仕事をし、死んだあとも、金子さんの姿は、視覚ではとらえることができませんが、仕事をしているような感覚になりました。
私ごとですが、昨年身内が癌になり、死生観について考えていた時に、運命の巡り合わせのように、書店にて本書を手に取った次第です。テレビ出てる人の本だし、安っぽい内容だろうなと思っていたのですが、大変感銘を受けた一冊となりました。

そして本書では、金子さんと共に闘い抜いた奥さんがあとがきを書かれています。
全部読めないという人は、このあとがきだけでも読んでほしいです。
家族の介護で悩まれてる方や、余命を宣告されている患者のパートナーの方に、読んでもらいたいです。
ここまで、介護や家族の死に向き合ったリアルな内容は絶対にないと思います。
奥さんもライターされていたようなので、表現がわかりやすく、重く深く伝わってきました。
金子さんの想いが詰まった一冊。ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。

必ず読んでほしいです。


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【恐るべしリクルート!!!】Hot Pepper ミラクルストーリー(著者:平尾勇司)〜リクルート式「楽しい事業」のつくり方


リクルート式「楽しい事業」のつくり方


日本で初めてベンチャー起業したといわれる江副さんが亡くなりました。
いい意味でも、悪い意味でも、話題性たっぷりの方でしたが、リクルートのような最強企業を作ってきた功績は大きいですよね。
リクルートの強みは人」といわれるように、リクルート出身の素晴らしい人材は、色々なところで大活躍されております。

そのリクルートの中で、代表的なサービスといえばクーポンマガジン「ホットペッパー」ですよね。
本書はホットペッパー事業の立ち上げ〜成功を通じて、事業とは何か、強い組織とは何か、優れたリーダーとは何かを学べる、骨太な実践的内容がぎっしり詰まっています。
著者である平尾さんが、ホットペッパー事業のトップとして、立ち上げ〜成功へと導かれました。

【感想】
起業家や事業の立ち上げに悩まれてる役員や部長クラスの方には、目から鱗のような内容です。
一つの事業立ち上げの話だけで、ここまで充実した内容になるんだなと、感心しました。著者の力量も多いにありますが。
ホットペッパーより以前に、事業化したフリーペーパーのサンロクマル事業。当事業の失敗をもとに、ホットペッパーの事業を組み立てていくプロセスが秀逸です。森を見て、枝までこだわる。事業を立ち上げることは、細かい所まで神経をとがらせ、“ヒトモノカネ”を大きく動かしていく、気の遠くなるような仕事だなと、つくづく感じました。
たまに、求人広告の応募資格に、事業立ち上げに携わった方という条件がありますよね。確かに、事業の立ち上げを実体験していたら、ビジネスマンとしての能力は相当高いと思いますよ。

合間にあるエピソード話がまた面白い。
販売会議等で、本来の会社としての目的が参加メンバーで共有されず、販売部門の長が、売れない言い訳ばかりする。検証もせず、それは出来ない。その値段では売れないという。今までその理由が通ってきた。理由を論理的に説明出来てると思っていた。しかし著者である平尾さんは盲点をつき、彼らをことごとく一蹴!痛快です。
説得し、当人達を改めて奮い立たせる著者のコミュニケーション術が素晴らしいの一言。

私的は、プチコンの章が大変勉強になりました。法人営業されている方や、営業部隊をマネジメントしている方には、これだけでも読んでほしいです。
プチコンとは、プチコンサルタントという意味です。詳細は本書にて。

いやー、読み応えありました。



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【アントレプレナーは必読 !!!】直球勝負の会社―日本初! ベンチャー生保の起業物語(著者:出口治明)

ベンチャー生保の起業物語


今、ものすごい勢いで伸びてる企業じゃないでしょうか、ライフネット生命
著者は、そのライフネット生命の創業者であり、現在、代表取締役社長の出口治明さん。本書は大きく二部構成になっており、前半はライフネット生命の起業までの道のり、後半は前職である日本生命時代について語られております。

【読み終えて】
 生命保険業界は、古い慣習が根強く残る業界です。サービスメニューが複雑、価格が不透明など。(外資系企業が複数参入してきてるのに、なぜ古い慣習が続くのか?個人的には不思議だなと感じています)
 マーケティングの原理原則である、顧客視点の考え方が出来ていない。そこに風穴を開けたのが、ライフネット生命です。
リーズナブルかつ明朗な価格帯と、シンプルなメニューで、破竹の勢いで伸びています。
ライフネット生命の、絵に描いたような戦略は、マーケティングの成功例として今後語り継がれていきそうです。
飽和な市場でどう戦うのか。戦う場所は同じでも、戦い方を抜本的に変えた。以前ブログにアップした、山口揚平さんの著書を体現してるような感じです。
バリューだけでなく、システムとクレジット(信用)で勝負!でしたよね。詳細は下記の記事をクリック。
【起業する前に必読です!】そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか (著者:山口揚平) - 【Book Hack !!!】ヨメバヨムホド

 戦略としては、テクニカルではなく、誰にでも実現可能な内容です。しかし、誰もしてこなかった。
それはなぜか。複雑なサービスメニューや価格が、当たり前だと思ってたから。これが業界の慣習という名の盲点です。
出口さんが凄いと思うのは、日本生命という、もろ日本の保険会社!で働いてきて、当然その慣習は染み付いてるはずなのに、このライフネット生命を創りあげました。
自分が身を置いてきた業界に、イノベーションを起こせる方というのは、サラリーマン時代の働き方が一般の方と絶対に違います!
意識が違う。同僚と比べて社内評価はどうかなど、自分と他人を比較することに力を注ぐサラリーマンが多いなか、出口さんみたいな人は視点の高さや幅が違う。自分のことだけでなく、会社のこと、業界全体のこと、国全体のことまで考えて仕事に取り組んでいるからこそ、業界や国の問題点、産業構造のアンバランスが把握できるようになるのです。

 起業までのドキュメンタリーですが、マーケティング戦略の真髄がわかります。シンプルな戦略が市場を制す。また出口さんが、日本生命時代からどのような姿勢で仕事に取り組み、ライフネット生命の起業へと至ったのか、そのプロセスを読んでみてほしいです。
 
 本書のタイトルにあるとおり、まさに直球勝負の戦略をとったライフネット生命
 業界の慣習を突き破り、“選択と集中”という王道のマーケティング戦略で見事に成功したライフネット生命。これから大注目ですね。常にお客様に正直であろうとする出口さんの姿勢、私も見習いたいと思います。

私たちは自分のやっている仕事が、世のため、人のために役立っているという確信が芽生えた時、本当に心の底から明るく元気に楽しく働けるのではないでしょうか。

 本書は2009年の出版で、本文では、今後15万件の契約が目標と書かれておりました。
 2013年の現時点で、約16万件の契約になっており、当初の目標は達成されております。
 凄いの一言。
 
起業目指す方だけでなく、サラリーマンの方にも必見!!!
アマゾンレビューも高し。


ライフネット生命といえば、もう一人。
岩瀬大輔さん!


こちらも良書でした。


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【中小企業こそブランディングを】奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり(著書:中川政七商店 十三代 中川淳)

奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。


以前に読んでまとめていなかったので。
著者は他社で数年働いた後、実家である中川政七商店に就職しました。奈良の麻織物メーカーとして、300年近い歴史をもつ当商店。そこにブランディングという考えを、著者は持ち込まれました。


【まずは結論から】

中小企業だからこそ、価格競争に巻き込まれることなく、会社全体でブランド価値を上げることに注力し、ブランドという付加価値で勝負すべし。


【感想】
著者はこう言われています。

中小企業だからこそブランディングは必要な考え方である。なぜなら規模が小さい分、方向性が一つに定めやすいからだ。
他のメーカーの経営者を見ていると、常にヒット商品をだすこと、売れる商品を作ることを最重要と考えている人が多いように思えることがある。私ももちろん売れる商品を作りたいとは思っている。でもそれが最重要で、ヒット商品について常に考えているかと言われるとそうではない。いつも考えているのは、「どうすればブランド価値が上がるか」である。


前提として、著者がいうブランディングというのは、企業全体としてのブランド価値向上という意味と、私は解釈しています。
私も仕事上、多くの中小企業様と接する機会がありますが、自社のブランド価値向上について、考えている企業はなかなかいらっしゃいません。恐らく、ブランドは大企業の問題であると認識されています。

中小企業の社長に、ブランディングをきちんと考えてみればどうですか?とたずねると、ブランディングすれば、いくら儲かるんだ?という反応が確実にきます(笑)
すぐに売上のつながるわけではなく、目に見えて効果がわかるわけでもないブランディング。皆さん、コツコツ積み重ねるというのが苦手です(笑)

しかし、ブランディングは重要だと思います。営業してて実感します。あまりに特徴のない企業が多いですから。
ブランド価値向上を図る戦略の方が、これからの時代生き残っていけます。価格勝負は絶対に避けるべきです。

要するに、ブランド戦略ってそんな難しいことではなく、企業としてのミッションをきちんと持ち、全社員・全パートナーがそれを軸にビシネスをしていく。単純にそういうことだと私は思っています。
ハードでは、オフィスや名刺、ソフトでは社員の考え方など、すべてのリソース(ソフトもハードも)を、ミッションを軸に考えるということが、企業のブランド戦略かと。

本書につきましては、不動産の選び方や、人の採用など、会社全体として、取り組むべきブランド戦略を、実体験に基づいて書かれています。
老舗ということ自体がブランド化してるイメージありますが、恐らく、その後ろでは、著者のようなブランディング戦略があるよかもしれませんね。

最後に印象に残った一言があります。

「変えるべきところ」と「変えてはならないこと」をきちんと見極め、継続させていくことこそが、老舗の使命です。


深いぃ。


Amazonでも評価は高いです。


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